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第82回 「育てにくいと感じられる子ども?」との接し方(11)

一年間、PDD、つまりグレーゾーンにいる子ども達について書いてきましたが、厳密に言うと、私たちは皆グレーゾーンにいるのかもしれません。

思い返せば、私は3歳から8歳までインドで育ちましたので、鉄棒をした事は一度もありませんでした。そして、小学3年生の時に日本の小学校に入り、鉄棒はおろか、漢字があることすら知りませんでした。鉄棒は逆上がりができるようになるまでは1年かかりました。これは、毎日、毎日逆上がりの練習をしたり、ジャングルジム(これも、インドにはありませんでした)で遊んだりしてやっとできるようになったのです。
グレーゾーンにいても、不器用であれば、腕や手の筋肉が弱いので直ぐにはできない場合もありますし、体操が苦手なのは、姿勢や体の動かし方が分からないからかもしれません。

グレーゾーンにいる子どもに多く見られるのが、学習障がい(LD),注意欠陥多動性障がい(ADHD)、発達性強調運動障がいとアスペルガー症候群や運動障がいなどです。もし、「うちの子も?」と思いあたる方は、専門機関や専門家に相談する事をお薦めします。これは、昔と違い、今は、児童精神科や神経科、言語聴覚士、作業療法士、臨床心理士などのサポートが得られるからです。

ご心配であれば、コミュニケーション・スキル、アカデミック・スキル(学習障がい)、ソーシャル・スキル、そしてモーター・スキルの4つの項目でその特性をチェックしてみて下さい。

そして、最後にひとつ、覚えておいていただきたいのが、子どもが親に求める2つの事です:
1.子ども自身が誰であるのかを知るすべを与える事。
子どもは生まれた時にはエネルギーに満ち、洞察力に溢れているのですから、何も特別な事をしなくても、子どもをエネルギーに満ち、洞察力に溢れた人として接すれば良いのです。それだけで、子どもは自分自身に自信を持つことができるのです。

2.生まれて間もないのですから、社会で生きる為の術が分からないので、親は、子どもに社会で生きる事の手本になる事が必要となります。ここで留意しておいて頂きたいのは、子どもは私たちが「話す事」を手本とするのではなく、「行動」を手本にすることです。

一年間、ありがとうございました。

お忙しい日々をお過ごしの事と思います。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

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