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第84回 実質的な心理療法-精神分析(フロイト)

フロイト(1856-1939)は臨床神経学者として独自の精神分析理論の発展にその人生を費やしました。彼の基本とする哲学は、「人は基本的には持って生まれた性的衝動と幼児期の体験によって形成されてしまい、無意識の葛藤や動機が現在の行動に反映され、それは強い衝動である」というものですが、実際のセラピーでは、無意識を意識し、それがいかに現在の自分に関連、影響しているかの知的な気づきをさぐります。

フロイトは、人格の発達は幼児期に形成されてしまうと言っていますが、日本の諺の「三つ子の魂百まで」に似ている気がします。
確かに、胎児期から3歳までの間は脳が最も発達する時期なので、この時期に十分に愛情を受けた子どもは精神的に安定し、心身共に健やかに育つ可能性が高いと思います。ただ、これは「3歳までは大事だから3歳までは仕事に復帰したくても、しない方がよい」という事にはつながらないのだと思います。

ポイントは、「十分に愛情を受けた」という部分なのだと思います。
「愛情」は「お世話」ではないし、「義務」でもないし、「過干渉」や「ネグレクト」の真逆にあるものです。
乳幼児の視点に立って見てみると、お世話してくれる人が頻繁に変わらず、自分の行動に適切に反応してくれる人がいれば安心できるのだと思います。
そう考えると、お世話してくれる人の「あり方」が一番大事になってきます。
お世話しているのがママであれば、ママが安心していれば赤ちゃんに反応できるので赤ちゃんも安心できますし、ママがイライラしていると赤ちゃんに反応できなくなるので、赤ちゃんは不安になるのだと思います。
また、赤ちゃんはまだ言葉を理解できないので、全身で相手からのメッセージを感じて反応しますので、ママからの「罪悪感」も敏感にキャッチします。
罪悪感は、ママの自分に対する怒りですから、ママが罪悪感を持つと、赤ちゃんは怒りを感じて不安になる気がします。
「しばらく専業主婦」を選んだ方は、ご自分の好きな事を生活に取り入れて、赤ちゃんとの生活をエンジョイする事をお薦めしますし、職場復帰を考えていらっしゃる方には、保育園に預ける罪悪感の荷卸しをお薦めします。

フロイトの「三つ子の魂・・・」論は、一理ありますが、現代の実際の心理の現場では、「心は年齢に関係なく修復できる」とされていますし、実際にそうなのだと思います。

キーワードは、「安心感」=「自分も人も信じられる気持ち」。

自分が分からないと、自分を信じられないかもしれませんので、たまにはフロイトの精神分析もどきや夢の分析をなさってみては、いかがですか?

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