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第85回 実質的心理療法-アドレリアン療法(アルフレッド・アドラー)

アドラーは、フロイトと同時期に活躍し、フロイトの同僚でもありましたが、彼は、フロイトの基本理論を生理学的にも性衝動の観点からみても、極端であると感じ、「個人心理学学会」の創始者となります。

アドラーは、フロイトとは異なり、人は産まれてからの6年間は人格形成上、重要な役割を果たすが、それがすべてではなく、過去の出来事ではなく、過去の出来事を個人がどのようにとらえ、理解しているかが重要だと考えました。
また、人格の核になるのは、無意識ではなく、意識されている部分だと考え、「選択すること」、「自己責任」そして「人生の意味」についてフォーカスし、人は成功あるいは完璧さを求めて前進するものであると説きました。
彼自身は、フロイトよりも人間が好きだったような気がしますし、だから「ダメなら、ダメで、それなりに努力すれば自分の幸せをつかめるよ」と言っているような気がします。
フロイトの基本理念を鵜のみにしてしまうと、子どもの頃の成育歴でその子の一生が決まってしまう気がするので、努力をしても、無駄であるかのような暗い気持ちがします。
私自身は、アドラーの説の方が好きであり、なおかつ、現代の考え方にはマッチしている気がします。
子育てを考える上でも、「人は、いつでもやり直せる」と信じていますし、今までご一緒したクライアントさん達を見ていても、やり直せると思う事が多く、クライアントさん達の勇気に心が動きます。
では、アドラー的に言うと子育てをする上で大事なのは、過干渉にならない様に、子どもに「選ばせる」事、「自分で選んだことに責任を取らせる」事、そして、「明日(将来)、何がしたいから(目的)、今、これをしている」という意識を持たせる事なのだと思います。

実際には、「選ばせる」のは、日常生活の中で最初は2択、それから3択にすると良いと思います。その日に着るものとか、おやつで始めて下さい。「自己責任」は、簡単なお片付け(片づけをする約束をしてから遊ぶ)から始めましょう。
コツは、できるだけ「成功体験」ができるようなお約束をする事です。
できない=ダメ、ではなく、できるようになったね=自信、がつくことが大事です。
接し方としては、「さあ、お片付けしようね」で、できなくても、クドクドと叱らない事です。できるまで「待つ事」が親としては大変ですね。
ただ、クドクドとなぜ「しなければいけないか」の説明をしても、子どもは自動的に聞くスイッチを切っていまい、逆に効果がないので、待つ間、歌でも歌っていた方が気が楽だと思います。
そして、最後の目的意識も、少しずつ、「がまん」から教えて下さい。
我慢は、目的を達成する為の大事なツールです。
何でもやりやすいように、親がおぜん立てしていては、我慢のできる子どもには育ちません。

頑張って、来月まで、アドラーさんの方法で、子育てをしてみて下さいね。

アドラーさんが好きだった言葉は、「希望」です。

皆様の希望は、何ですか?





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