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第88回 来談者中心療法(カール・ロジャース)(1902-1987)

カール・ロジャーズは人間らしいセラピーである「ヒューマニスティック・サイコロジィー」の第一人者として知られています。
また、来談者中心療法のアプローチは、すべての心理療法の基本でもあり、彼は、断定的でない介入(問いかけで終わる言葉かけ)(open ended question)を使い、「変る事」(変容)に深い理解を示しました。

カール・ロジャーズは、自己一致、無条件の受容、共感と傾聴を謳っていますが、そのうち、重要なのは自己一致だと言っています。
自己一致しているという事は、見せかけだけではなく、自分の内的な経験と外に示された表現が一致し、自分の気持ちや態度を良いことも、悪いこともオープンに表現できることを意味しています。

では、子育てで来談者中心療法を使うとしたら、1番目に傾聴、2番目に共感と受容なの
だと思います。

例えば、子どもが「ママ、今日、お腹痛いから、学校休む・・・」と言った場合、行渋りが多い子どものママであれば、「また・・・どうしよう・・・」と不安でいっぱいになるかもしれませんし、普段は元気で学校が大好きな子どものママであれば、「お腹いたいの・・・どうしたのかな?」と心配になるかもしれません。

どちらのママも、ご自分の不安や心配を感じる事は自然なのですが、自分の不安や心配にすぐに反応してしまうと、不安なママは、自分の不安を解消したり、発散させたいと思うので、子どもに「だめよ。休んじゃダメ。お腹痛くても、学校行きなさい」と応えるかもしれませんし、心配なママは、「大変。どういうふうに痛いの?」と少し慌てるかもしれません。

上記の例の場合には、「傾聴」にならないのは、ママが自分の気持ちを優先して、子ども
の話を聴いていないからです。
傾聴を24時間行うのは無理ですが、1日15分、意識して続けると自分よりも話している相手を尊重して「聴く」事が出来るようになるのだと思います。

共感と受容はまず、「傾聴」ができてから・・・というとハードルが高い様に思われるかもしれませんが、毎日15分、こつこつ「傾聴」を続ければ、相手に共感=相手の気持ちを受け取る事と受容=相手の考えを受け取る事、が出来るようになりますよ。

毎日こつこつ15分と言うと、腹筋を毎晩するみたいで、めんどうくさいと思われるかもしれませんが、毎日、15分、腹筋をしたら、きっとステキなお腹になるように、毎日15分、心の筋トレをしたら、気持ちが整理され、すっきりとした気持ちになるかもしれませんよ!

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