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第92回 子育ての大事なポイント -子どもの枠-

今まで、心理療法の簡単な解説と関連して日常的に使えるテクニックをご紹介しましたが、ここで、大事なポイントのおさらいを少ししたいと思います。

まず、子育てでも、自分育てでも一番大事なのは「枠組み」だと思います。
「枠組み」というと分かりにくいので、容器を思い浮かべてみて下さい。
自分が何かを整理して入れようと思っても、容器の大きさや形態、そして材質が分からないと、何を入れて良いのかがわからないですよね。
この容器が自分の枠で、容器がよく見えて、分かっていれば、入れるものも決まって、すっきりと整理でき、安心なのだと思います。

では、自分を入れる容器って、何?と思われるかもしれませんが、自分を入れる容器は、子どもの頃は親や環境が作ってくれるもので、成長するに従い、自在にあった容器の大きさ、携帯や材質も変える事ができます。
実際に容器は、育ってきた倫理観、習慣、考え方、好み、文化のようなもので作られます。

子どもの立場からみると、あまりにも狭い容器(何をするのも親が決める)では、子どもが成長するスペースがなくなってしまいますし、容器がなくては(何をしても良いのよ)、子どもは不安でいっぱいになり、容器の縁が見えないと動けなくなってしまいます。
また、理屈でできている容器の中では気持ちは育ちません。この為、子どもの枠組みを作る時には、バランスの良い容器を作ってあげたいですよね。

大事なのは、容器の縁が見える事:これをしたら、叱られる。これをすると、褒められると一つの基準がある事だと思います。
これをしても、○○の理由があれば、許される、といった枠は、枠にはなりません。
理由とは、人が勝手に自分の都合に合わせて変わるものなので、容器の縁がくるくる変化しては、集中力のない子どもに育ってしまいます。
また、子どもの間は、自分で枠を変える事は難しいので、「自分は何もできない」状況の中で、容器が頻繁に変化しては、容器がないのと同じですから、不安の高い子どもに育ってしまいます。

時間のある時に、子どもがどんな子に育って欲しいのかを考え、それが現実的であるかを考えながら、リストを作ってみましょう。
次に、自分が親としてどんな枠を与えているのかのリストを作ってみましょう。

そして、二つのリストができたら、それを比べてみて、足りない部分、あるいは多すぎる部分を調整してみましょう。
今まで見ていたけれど、見ていなかった部分がみえてくるかもしれません。

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