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第126回 「相手と自分」(2) - 理屈が通らず、悔しい自分

「もう、信じられないし。すっごく、悔しかったんだよ!」
「そうだよね。悔しいよね」
「でもさ、そういう人は、どう考えたら良いの?」

高校生の女の子との会話ですが、どうも、同級生ともめたようで、話をよく聞くと、相手の子は聴く耳を持たないタイプのような気がしたので、「悔しいだろうけど、相手にするだけ、相手にエネルギーを与える事になるし、疲れるから、距離とって、相手にしないのがいいよ」と言った処、「え、だって、超々悔しいし、納得いかないよ」とふくれっ面が返ってきました。

そこで、「あのね、勝ち目ないし。最初ッから負けるって分かっていても、戦いたいの?」
と尋ねると、「え!んなわけないよ。何で最初ッから負けるのよ」と不満タラタラです。
「だってね、そういう子は、何があっても自分の我を通すでしょう?
人を押しのけてまで何かをやっちゃう時点で、もう、その子に負けてるのよ。
だって、あなたは、人を押しのけてまで自分が前に行こうと思わないでしょう?
相手や周りに対しての思いやりとか、やさしさがあるよね。
だから、もう、その時点で相手や周りの人の事を考えないその子には負けてるのよ。
わかった?だから、これは、勝ち目のない戦いで、負けてよい戦いなの」

負けてよい戦いがあるとは知らなかったらしく、しばらくして、「負けていいんだよね」と聞き、私が、「そうだよ。よく、負けました!』というと、笑顔が戻ってきました。

相手に何かされて嫌な思いをするのは子どもの専売特許ではありません。
これは、大人も同じだと思います。
周りの人の事を考えない人、何でも人のせいにする人、八つ当たりをする人、ルールを自分の都合のよいように捻じ曲げる人、一つの考えに捕らわれる人、自分の正当性を守る為に論破する人、等など。これらの事が幾つも重なると、パーソナリティー障害になりかねません。

高校生の子は、「先生、でも変わるんでしょ?」と聞きましたが、それに対して私は、「残念だけど、聞く耳持たない人は、聞けるようになるまで変わらないと思うよ」と答えました。
「え!変わんないの?」
「ううん・・・変われない・・・って言った方があっているかも」と答えると、「かわいそうだね」と言いました。
「かわいそうって、思えたら、少し悔しい気持ち、減る?」と尋ねると、「うん。でも、悔しいよ」と言っていましたが、悔しさは少し、少なくなったようでした。
ママ友とのお付き合いでも同じ事をよく耳にします。
ママは、大人なので高校生ほど単刀直入に話はしませんが、「話せば分かる」や、「何かの誤解?」と相手とこじれてしまった事の理由をさがして状況の改善をはかりますが、「聞く耳持たない人」には、通用しないのだと思います。

「負けてもよい戦いには、参加しない」のが一番ですが、「負けるが勝ち」と考え、相手と関わらない方が楽なこともあるのを、覚えておいて下さいね。

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